短歌を味わう
- 2月1日
- 読了時間: 2分
ばあちゃんの 骨のつまみ方 燃やし方
YouTuber(ユーチューバー)に 教えてもらう
上坂あゆみ『老人ホームで死ぬほどモテたい(新鋭短歌シリーズ)』 書肆侃侃房

和尚の雄道です、こんにちは。
最近読んだ、歌集にあった短歌です。
短歌は、5、7、5、7、7。
合計31文字で表す歌ですが、文字が少ない分、説明も少ない。
しかし、少ない文字数だからこそ、
「つまりこういう事なのか?いやいや、ああいう事かもしれないぞ」という様に、
自由な味わい方が許される世界だと思っています。
歌い手からすると
「あたしこんな事考えて歌ってねぇよ!」
と思われても、味わい方は自由なはずです。
ところで、私も頻繁にユーチューブのお世話になってます。
毎年毎年、12月に必ず年末調整をするわけですが、毎度毎度やり方を忘れます。
この頭の中の味噌の少なさにうんざりしながらも、ユーチューバーに教わっております。
けれど、年末調整を教わる事と、
お骨のつまみ方を教わる事では、
似ている様で、どこか違う気がするのです。
あくまで私の願望だけれども、年末調整は誰に教わっても良いけど、
骨上げの仕方は、出来れば家族親族や身近な方に教わってほしい。
まぁ、そんな事を感じるのは、私が坊さんだからなのかもしれませんが。
この短歌の歌い手には、肉親であるばあちゃんを送るにあたり、
近くにアドバイスをもらえる存在がいなかったのかもしれません。
長年連れ添ったじいちゃんや、ばあちゃんの息子さんや娘さん、
つまりは、自身の父や母という存在に聞いても分からなかったのでしょう。
または聞けない位、仲が悪いのか?
祖父や、父、母も過去に肉親知人の骨上げをした事が無いのか?
それとも興味がなくて、覚えていないのか?
まぁ深読みかもしれませんがね。
ただいずれにしても、歌い手が、懸命にばあちゃんを弔おうとしているのは事実。
どうやってばあちゃんの体の後始末をし、骨壺に納めるのか。
正確な情報を集め、その場に臨もうという姿勢には、
「ばあちゃん、しっかり送ってやっからね。」という思いを感じます。
伝統的な形に従ったお弔いも尊いものでしょうが、
それ以上に、しっかりと故人と向き合うという姿勢に、強く心打たれるものがあります。
普段から歌集を頻繁に読む方では無いのですが、ご紹介をいたします。
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