永代供養墓 「良覚廟」
泉龍寺永代供養墓
お墓は皆さんとご先祖様を繋ぐ大切な存在です。
しかしながら、家族形態や生活スタイルの変化に伴い、近年お墓に対する考え方が変わり始めています。
後継者がおらず生前に自分のお墓についての心配を解消しておきたい、家族に墓地管理の負担をかけたくない。。。
そんなご要望にお応えできるよう永代供養墓「良覚廟」が平成28年に建立されました。
良覚廟 由緒記
拙寺の永代供養塔は「良覚廟(りょうがくびょう)」と称します。
お釈迦さま35才の砌、中印度ブッダガヤの菩提樹下金剛宝座における「おさとり」を成道(じょうどう)と称して、われら仏教徒のひとしく讃仰するところですが、別にこれを「大いなる目覚め」とも表現いたします。
常に、その「大いなる目覚め」が廟内に満ち満ちて、そこから退転することがないように、との願いを込めての命名です。また同時に、廟内中央におまつりいたしております等身大 十一面観世音菩薩が、拙寺先代 良覚禅光和尚請来のお像であるという「えにし」により、その名前の良覚を頂戴して「良覚廟」と名が定まった次第です。
迂生がスリランカを放浪の折、たまたま友人の一人が日本から送ってくれた本の中に、「生」と「死」の漢字ニ文字を上下から押しつづめて一つの文字※に合してしまうという話を見出しました。
これは文字通り「生死」の境で徹頭徹尾苦しんだ人でなければ、容易に発せられぬ物言いです。
「生」と「死」と、二文字が合わさった部分の、この「横一(よこいち)」に気がつくか、あるいは気づくことなく「生」と「死」とをバラバラにしたまま一生を過ごすか。
以上、唐突に私事となりましたが、これもまた、ひとつの小さな気付き(目覚め)だったと思っております。良覚(大いなる目覚め)のもと、大勢の方々が拙寺の永代供養塔とご縁を結んでくださることを念じながら。
※「生」と「死」の漢字ニ文字を上下から押しつづめて一つの文字→
十一面観世音菩薩像