歳神様をお迎えしましょう。
- 住職

- 1月1日
- 読了時間: 2分
無事に年を越すことができました、
今年もよろしくお願い申し上げます、住職の雄道です。
年の瀬、私の住職としての最後のお仕事は、
一月一日の元旦、お寺にお参りに来られた方にお渡しする、
歳神様(としがみさま)のお札づくり。

上記に載せたものが、そのお札です。
なんと書いてあるでしょうか?
書の腕前に問題もありますが、まぁ読みづらいですよね。
私も初見では読めませんでした。
正解は、「年徳大善神」。
『「年」の字どこ?』
と思われるでしょうが、下記の様にぐるりと丸まっております。
年
↓

『一年365日が「日天子」=「太陽」「月天子」=「月」に護られながら円満に巡る様に。』
という祈りが込められているのかな?
と勝手に思っております。
「徳」の字もまた、昔の書き方で、読みづらいですね。
「大善神」は辛うじて、判読できるでしょうか?
「歳神様」=「年徳大善神」は運気を司り、福を呼び込む女神様と言われております。
今年の恵方(えほう)は南南東。
その南南東から来られる歳神様をお迎えする目印が、松飾りや門松、しめ縄であり、
お供え物が鏡餅となります。
福の神を我が家に呼び込むわけです。
その上、「鏡餅」には、歳神様が宿るといわれますので、
「鏡開き」に木槌などで鏡餅を砕き、水に浸し、柔らかくしてから食べます。
つまり、歳神様の魂(たましい)を、家のみならず、体に取り込むのです。
その鏡餅のかけらを、「年神様の魂」=「お年玉」と呼ぶのが本来だとか。
以前、あるお宅のお檀家のおじいさんにその話をいたしましたら、
「じゃあ来年から、うちの孫やひ孫には鏡餅の欠片で十分な良いわけだな、
方丈さんが言うんじゃしょうがないな。」とおっしゃられたのですが、
その発言を聞いた瞬間、孫、ひ孫達から大ブーイングが一斉に巻き起こり、
「和尚さん!じぃじに、余計な事吹き込まないで!」
と厳重注意を頂戴いたしました。
皆さんお年玉には、全力で取り組んでおられるようで、
その時のお孫さん、ひ孫さん達の血走った眼は今でも忘れられません。
さてそれでは、いつまでも歳神様を我が家にお留めするのかと言えば、そうではなく、
地域差があるでしょうが、一月十五日付近で、どんど(ん)焼き(祭り)を行い、
お正月飾りを皆で焼き、その煙に乗って歳神様が空へ帰っていかれるのだそうです。
それが一つのお正月の大事な節目という事になるのでしょう。
さて、人間は日々、喜怒哀楽に振り回されながら生きているわけですが、
とにもかくにも、まず何より生きていなければ始まりません。
皆様の一年の息災をお祈り申し上げます。
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