椅子に坐ろう
更新日:8月31日

禅坊主の雄道です、こんにちは。
泉龍寺というお寺は、曹洞宗(そうとうしゅう)という宗派に属する寺院で、
いわゆる禅宗(ぜんしゅう)と呼ばれます。
その「禅宗って何?」
という質問へは、いくつか答え方がありますが、
その中の一つが、
「坐禅を重要視する一派です。」というものでしょう。
その禅宗の、坊主の、下座辺りに居る私も、
日々、生活の隙を伺って、坐禅をします。
基本的には、足を組むに越した事は無いのでしょうが、
時間的余裕が無い場合は、椅子坐禅をする事もあります。
椅子坐禅をしていても、別段ズルをした、という気持ちにはなりませんし、
組んだ足の痛みから、坐禅を嫌いになるよりも、余程良いでしょう。
個人的には、大変おすすめです。
「坐禅」と聞くと、何だか難しいものに感じるかもしれません。
でも、いざやってみると、難しいものではない。
何しろ、座るだけですからね。
「坐禅」は「万事を休息する:何もかもお休みするもの」。
と説明されたりします。
そこで今回は、この場をお借りして、
椅子に坐りながら「何もかもお休みする」、椅子坐禅について少しお話いたします。
①、坐る前に肩、腕、背中、胸等を中心にストレッチし、ほぐす。
②、椅子に坐り、背もたれは使わず、両足の裏をしっかり大地につけ、
太ももは軽く開き、少し胸を張り、姿勢を正す。
③、まず、肺にある息を吐きつくし、苦しくなったら更に一息吐きし、
後は自然に任せて吸う。
④、③の深い呼吸を二度三度繰り返し、力まぬ自然な呼吸に変えていき、
呼吸に集中していく。 (時間はご自由に)
以上です。
手順はたった4つ。
実に簡単です。
誘われて、やってみますと、始めは新鮮なのですが、
回を重ねる毎に、次第に一つの壁にぶち当たるかもしれません。
いや、人によっては、ものの五分も坐っていれば思うかもしれません。
「退屈!もう嫌!」と、
そう感じるのであれば、すぐに坐禅は止めて構いません。
何よりも、坐禅を嫌いにならない事。
「気が向いたらまた坐ってみよう」と、思える様な関係を結んでいただきたいのです。
そこで次回は、
「退屈」への対応について、少し説明をさせていただきます。
コメント