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いろいろ冬めいて参りました

  • 執筆者の写真: 住職
    住職
  • 11月1日
  • 読了時間: 3分


和尚の雄道です、こんにちは。


今年も秋が短い様で、

辺りの山々、吹く風や雨、そして空気がすっかり冬めいて参りました。


春には青々としていた葉も、枯れて落ち、

掃き掃除に追われております。


さて先日、午後のおやつ時、

妻と一緒にお茶を飲んでおりますと、

何だかしきりに、こちらを見ながら、首を傾げるのです。


「どうしたの?」

と聞いてみると、

「何かに似ている。。。」との返事。


「有名人の誰々に似ているね。」と言われることも、最近無いので、

「何々?誰に似てるの?」

と聞きますと、

皿に置いてある栗饅頭 (くりまんじゅう)を手に取り、

「これだ!」と手に掲げる妻。


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人類か、せいぜい哺乳類の名が告げられると思っていた私は、

面食らいながらも、

「失礼しちゃう!」と抗議いたしますと、

無言で、栗饅頭と手鏡を渡されました。


同時に鏡を除く、饅頭と私。

「確かに似ている。。。」


栗饅頭の頭部には卵黄が塗られており、

それに熱を加え焼きあげる事で、より濃い茶色となり、

香ばしくおいしそうな見た目となるわけですが、

その焼き目の感じが私の頭と実によく似ている。



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私の父方の祖父は九十超えても髪の毛は健在でしたが、

母方の祖父は、50代頃から、すでにツルツル頭であったようです。


だいたい75%の確率で母方の祖父から頭の事情が遺伝する」

という俗説がありますが、

「三段論法」を使ってご紹介いたします。


「三段論法」

1、「AはBだ」

2、「CはAだ」

3、「だからCはBだ」


「人間は哺乳類だ」

「私は人間だ」

「だから私は、哺乳類だ」


というものです。


これを当てはめますと。

「ハゲた母方の祖父A氏の、孫はハゲる」

「私はA氏の孫だ」

「だから私はハゲる」


という結論が導き出されます、だいたい75%の確率で。


三段論法は、古代ギリシアのアリストテレスが発見したとされますが、

そんな人類の築き上げた英知に反論は空しく、

私の頭の栗饅頭化が進んでいる現在、確率は100%に限りなく近づいていると言えるでしょう。


あまり日常で自分の姿をマジマジと見る機会がないもので、気にも留めていなかったのですが、私はいわゆるM字ハゲという型に属し、アルファベットの「M」の形に毛根の砂漠化が進行していく様で、その面積はジワジワと拡大している様です。


毛髪が減ると、頭を剃る負担が減り、カミソリの持ちも良いというメリットがありますが、

何より、老化を実感する程度には生きてきたんだなとしみじみ思うこの頃であります。


青々と茂った春先の若葉を思い出しながら、

枯葉の舞い散る、すっかり冬めいてきた庭を眺め、

栗饅頭を口に運び、渋~いお茶と共に自らの「老い」も飲み込んでおります。

 
 
 

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