住職の雄道です、こんにちは。
連日、夏日が続いております。
「5月ってこんなに暑かったっけ?」
と、首を傾げているのは私だけではないはず。
上の写真は、随分ぼやけて分かりづらいですが、撮影会の風景です。
何の撮影会か?
遺影です。
お葬儀などで飾られる、故人のお写真です。
先代方丈が自身で写真屋さんをお呼びし、撮って頂いております。
僧侶にとっての勝負服といえば、やはりお袈裟。
ビシッときめております。
弟子であり、実子である、私といたしましては、
今回撮った写真が無駄になるくらい、
これから先も元気で過ごして頂きたいものだと感じております。
でも、それはあくまで、本人以外の人間が勝手に思っていることなんですよね。
遺影を撮るなんて縁起でもない、という考え方もおられますし、
それを否定するものではありません。
自身の死への準備をするためには、死に対する決着が自分の中でついていないと、
中々出来ることではありません。
それは、簡単なことではないはずですし、
必ず向き合う必要もないのでしょう。
それでも、己の人生の最後に対して、何かしら納得がいった人間の眼には、
覚悟が宿る様に思っております。
限られた人生をどの様に生き抜くかという覚悟。
さて最後に、「先代さん、お体悪いの?」
というお問い合わせがあるかもしれませんので、申し上げておきますが、
先代夫婦は共に元気に過ごしております。
年齢の割には、多少多すぎるのではないかという食欲を発揮し、
日々過ごしております。
天候が不安定ですので、皆さんもお元気でお過ごしください。
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