雄道です、こんにちは。
問題
(1,1,9,9)の四つの数字を、
(+、-、×、÷)を使い、答えが10になる数式にして下さい。
答え
{1+(1÷9)}×9=10
(1+1/9)×9=10
という事ですね。
いかがでしょう?
解けました?
考えている最中、
「こんな算数の問題、一時間程度の数学テストに出すなんて、どうなってんだ?」
と、ぼやいておりました。
解いた直後、
「そうか、整数を当たり前だとみなして、分数に考えが及んでいなかったな、
物事には、色んな視点や発想があることを教えてくれる、良い問題だ。」
と唸ってしまいました。
しかし、一緒に問題に挑んで、見事に正解した方の清々しい顔を拝見していると、
思ったことがありました。
小学校で習う算数や、大学レベル以前の数学の問題には、全て正しい答えがあります。
その解答に至るには、奇抜な発想や、沢山の計算や、地道な証明が必要ではあっても、
必ずこれという「正しい答え」が一つ存在します。
一方で、我々が社会で生活している中、正しい答えが一つだけであるものなど、まずありません。
今日何を食べるのか?から始まって、人生をどの様に歩んで行くのか?
正しい答えがわからない中、私たちは、その都度選ぶことを強いられ、
毎日膨大な量の正解不在の取捨選択を行って日々を過ごしております。
さらに言えば、今日の選択が、明日も同じ結果を招くとは限りません。
この世の中は常に変化し続けているのですから。
近年、コロナウィルスによって嫌という程思い知らされておりますよね。
そりゃあ、正しい答えに行きついて、清々しい顔にもなりますよ。
テレビ番組で、クイズ番組が沢山に放映されている理由も納得がいくというものです。
あ~あ、私も自力で正解したかったなぁ。。。
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