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生きてゆく力がなくなる時

更新日:2022年6月25日




「生きてゆく力がなくなる時」


坂村真民




死のうと思う日はないが



生きてゆく力がなくなることがある



そんな時お寺を訪ね



わたしひとり



仏陀の前に坐ってくる



力わき明日を思う心が



出てくるまで坐ってくる




住職のゆうどうです、こんにちは。


先日、私が幼い頃から、テレビでよく拝見していた有名人が鬼籍に入られました。

「自死」の可能性が高いようです。


毎日毎日、時時刻刻、一瞬一瞬、「生きる」という選択の末に、私は生きているんだなという事実を、この様なことがあると思い出します。



本人が本気で「自死」を決心した場合、周りの者がそれを止めるのは、難しい。


生きる為には、まず自分が生きようとしないことには、始まりません。


でも、常に鼻息荒く、肩ひじを張って「生きるんだ!」言い聞かせて私たちは生きていない。


「生と死」そんな選択肢があることを、忘れて生きているのではないでしょうか。


もちろんそれで構わないのですが、

何かの拍子に、「死」の方向へ自ら舵を切る選択にきづいてしまう。

そんな瞬間が、人生にはあります。


そんな時、訪れる場所、逃げ込む場所をお持ちでしょうか?


それは、お寺や神社や教会でも、

綺麗な景色の場所、思い出の場所でも、

どんな場所でも、またいくつあっても構いません。


心が何かにとらわれた時の、避難所。

「生きる」ことと、じっと静かに向き合う場所。


そんな場所を持つことも、私は大切だと思っております。


たまに、そんな場所に足を運んで、ほっと一息ついてみる。

悪くないですよ。




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