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新しき歳を迎えて

更新日:2023年1月2日



新年を迎えました、住職の雄道です。


旧年中、色々なことがありました。


世界規模で

日本国内で

県内、市内、町内で

泉龍寺の中で

家庭の中で

私自身の中で。


私が一番の衝撃を受けたのは、

年の瀬前に、コロナに罹患したことでした。


「結局自分のことかい!」


というわけでありますが、

確かに他にも様々なことがありましたね。


世界では戦争が起き、

国内では、長期政権をつとめられた政治家が暗殺され、

円高が進みました。

私の身近でも大事な存在との多くのお別れがありました。


吉事としては、晋山式を無事におつとめすることが叶いました。

泉龍寺にとっても、私にとっても大事な大事な催しでした。


それでもです。

それでも、コロナ罹患のインパクトは、私とって大きなものだった。


コロナがかなり重症化したわけでもなく、数日で元の体調に戻りました。


しかしその数日は、「自らの生と死」について真剣に向き合う時間となりました。


日常の中で感じる喜怒哀楽、

その全てが自らの今の「生」の上に成り立っていることを改めて実感しました。

回復後には、健康な身体を、その「有り難さ」を噛みしめたものです。


戦争を嘆くこと

凄惨な事件に心を痛めること

大事な存在との別れを嘆くこと

故人を悼むこと

喜びを分かち合うこと

今の生命に感謝すること


結局は生きていればこそ。

生きていればこそです。



さぁこの一年、限りあるこの生命を大切に謳歌して参りましょう。




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