「切手のないおくりもの」
作詞 作曲:財津和夫
私からあなたへ この歌を届けよう
広い世界にたった一人の 私の好きなあなたへ
歳老いたあなたへ この歌を届けよう
心優しく育ててくれた 御礼がわりにこの歌を
知りあえたあなたに この歌を届けよう
今後よろしくお願いします 名刺がわりにこの歌を
別れゆくあなたへ この歌を届けよう
寂しいときに歌ってほしい 遠い空からこの歌を
私からあなたへ この歌を届けよう
広い世界にたった一人の 私の好きなあなたへ
私の好きなあなたへ
和尚の雄道です、こんにちは。
先日、テレビから聞き覚えのある歌が流れてきました。
人生のどこで出会ったのか覚えておりませんが、
なぜか知っている、どこか懐かしい歌。
財津和夫さんの「切手のないおくりもの」です。
シンプルで親しみやすいリズムでありながら、印象的な歌詞。
小学校の卒業式で歌ったような、ん?幼稚園か?
いや、卒業式じゃなくて、音楽の時間で歌ったか?
たしか、NHKの「みんなのうた」で聞いたような???
いつの頃か知っていた歌。
愛する人に、
両親に、
新しく出逢う人に、
お別れをする人に、
自身と縁のあった全ての存在に、
「愛」とか「想い」といった、形に出来ぬものを、
眼で見え、頭で分かる「歌詞」に変え、
耳で聞こえる「音楽」にのせ、
切手を張ってのお届けは出来ないながら、
たしかに届く贈り物。
世代を超えて歌われている名曲ですね。
近年、世代を超えて歌われる名曲というものが現れないとのこと。
でも、この歌はこれからもずっと、歌い継がれていくのでしょう。
聴く人によって、様々な解釈が出来る歌ですが、
私は、「祈り」の本質そのものを表現している様に感じます。
私からあなたへ
年老いたあなたへ
知り合えたあなたへ
別れゆくあなたへ
世界でたった一人のあなたに
この祈りを捧げます。
人の世が続いていく限り、
そこには、歌があり、祈りがあるのでしょう。
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