
「たなばたさま」
作詞:権藤はなよ
ささの葉さらさら 軒端にゆれる お星さまきらきら きんぎん砂子(すなご) ※金や銀の蒔絵の様だ
五色の短冊 ※五色(青 黄 赤 白 紫) わたしが書いた お星さまきらきら 空からみてる
和尚の雄道です、こんにちは。
今年の七夕はいかがお過ごしでしたか?
この時期になりますと、公共施設やショッピングモール等に、
笹が設置されて、あまたの短冊がぶら下がります。
そういった、子供たちが一生懸命に願いを込めた短冊を拝見するのが、
私の密かな楽しみでもあります。
「テストで100点取れます様に。」
「人気ゲームが手に入ります様に。」
「ママのダイエットが成功します様に。」
「パパのお給料が上がります様に。」
ご家庭の様子がうかがえますよね。
どうやら最近は、「コロナが早く終わります様に。」が多いようです。
さて、「たなばたさま」は山梨県韮崎市出身の童謡詩人である
恥ずかしながら、山梨県出身の私ですが、その事実を知りませんでした。
改めて味わてみると、シンプルで覚えやすく、爽やかで美しい歌であることが分かります。
一番目は、そよ風が笹の葉を揺らす音だけが響き、辺りの静けさが引き立つ中、
子供たちが、夜空に金粉銀粉を振りまいたような星々に魅入って風景を表現し、
二番目は、一年に一度、お星様へのお願い事を込めた短冊を、今度はお星さまの方が、上空から見守っている様子を唄っているんでしょうかね?
一番の最後が、砂子の「ご」で終わり。二番の最初が五色の「ご」で始まる。
子供たちが歌詞を覚えやすいようにとの配慮だそうですね。
次代と共に、学校で歌われる唱歌も変化していくわけですが、時代を超えて未だに現役で全校的に歌われるに足る理由があるんですね。
現に、「七夕」と聞くと、直ぐにこの歌が浮かぶ方もおおいのではないでしょうか?
願い事だけしていても、行動が伴わなければ仕方がないのかもしれません。
でも、目標に向かう第一歩としては、悪くないですよね。
今年の七夕は過ぎてしまいましたが、
願い事だけでも考えてみるのも面白いかもしれません。
最期に、自分以外の人間に、自分の願いを伝えたのはいつだったか?
あなたの今の願いは何ですか?

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