和尚の雄道です、こんにちは。
今年、あなたはひとつ歳を取る。
その度に、
歳相応にとか、
いい歳してとか、
つまらない言葉が、 あなたを縛ろうとする。
あなたは、耳を貸す必要なんてない。
世間の見る目なんて、 いつだって後から変わる。
着たことのない服に袖を通して、
見たことのない自分に心躍らせる。
他の誰でもない「私」を楽しむ。
そんな2017年が、 あなたには必要なのだから。
年齢を脱ぐ。 冒険を着る。
私は、私。
この文章は、2017年の西武SOGO、いわゆる百貨店のＣＭの言葉です。
字面を追っていくと、「確かになぁ～」と思います。
でも、それ止まり。
しかし、
これを2018年9月15日に亡くなられた、
樹木希林さんが画面越しに語ってくると、
全く違ったものとなります。
「凄い。」の一言。
説得力そのものです。
亡くなる1年前の初春。
全身にガンが転移し、治療を続けながらの言葉。
「年齢」に、
「世間」に、
「言葉」に、
捉われることなく歩んだ人間の言葉が刺さる刺さる。
重要なのは言葉よりも、
誰の口から出たのかが大事なんですね。
その人の実践の積み重ねが、
言葉に力を与え、
人の心を打つ。
ついつい言葉の表現ばかりに目がいってしまう私。
大事な事を見落としてはいけないなと、
思い知らされます。
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